4月4日に95歳で亡くなられた、脚本家の橋田壽賀子さん。
最期は泉ピン子さんに看取られて、熱海の自宅で穏やかに亡くなられたそうです。
今回は、そんな橋田さんの熱海での暮らしぶりを調べてみることにしました。
橋田壽賀子さんが熱海に住むことになった経緯とは?
橋田壽賀子さんは、1974年に熱海市に移住しました。
もともと、橋田さんの夫である岩崎嘉一さんの実家が沼津だったため、そこに近い場所の家を探していたそうです。
熱海市最高峰の多賀火山・玄岳からの眺め。
東京から新幹線で50分という便利な立地。
自然がたくさんあって、原稿を進めるのに最適な、静かな環境。
この三つに惚れ込んで、移住を決めたとのことでした。
東京から少し遠いですが、原稿を取りに来ていたスタッフも息抜きが出来るとのことで、橋田さんご本人だけではなく、橋田さんの周りの人達にも好評だったそうです。
なんだか、とても理想的な生活ですよね……!
橋田壽賀子さんが住んでいた場所と家はどんなところ?
そんな橋田さんが住んでいた場所は、熱海市最高峰の多賀火山・玄岳の中腹にある、『熱海自然郷』。
熱海市街の南西にあり、1970年代~1980年代にかけて、50万坪の丘陵地に広がる林地を開発した、自然豊かな温泉付きの高級別荘地です。
住所は「静岡県熱海市上多賀1065他」となっていますね。
1970年代~1980年代当時は、2LDKの建物が、5000万円~1億円程度の値段で売られていた、とのことでした。
その中でも、橋田さんのご自宅は、
「他の別荘と比べても規模がかなり大きい」
「お手伝いさんが5人いる」
「来客用に露天風呂がある」
などという規模のお屋敷ですから、果たしてどれくらいのお値段がしたのでしょう……。
レベルが違いすぎて、桁外れなお値段だったに違いありません……。
橋田壽賀子さんの熱海での生活は? 地元の人に見せた気さくな素顔!
そんな大豪邸に住んでいた橋田壽賀子さんですが、熱海では地元の人達とは気さくなお付き合いをされていたようです。
30年以上もの間行きつけたお店があったり、家族ぐるみでの付き合いを続けていた方もいらっしゃいました。
また、来宮神社の氏子婦人会の名誉会長も務められていて、節分祭や例大祭に参加されていたりと、地域の行事にも積極的に参加されていたようでした。
これだけでも、どれだけ橋田さんが熱海を愛していたのかがわかりますよね。
その上、1980年以降、別荘ブームが終わって、熱海から観光客が遠のいてしまった時も、橋田さんが先頭に立って、熱海のイメージアップに努めていました。
テレビや雑誌の取材を積極的に受け入れて熱海の良さを発信したり、講演でも熱海在住であることをアピールしたりしていたそうです。
脚本家としての功績だけでなく、積極的に熱海の良さを広げる活動もあって、熱海市は4月10日に名誉市民の照合を送る予定だったようです。
橋田さん自身は、それを待たずに4月4日に亡くなられてしまい、本当に寂しいですが、まさに、熱海を愛し、熱海に愛されていた方だったと言えますね!
橋田壽賀子さんの他に、熱海に住んでいる有名人はいるの?
そんな橋田さんが愛した熱海ですが、他に住んでいる有名人の方はいらっしゃるのでしょうか?
調べてみたところ、女優の泉ピン子さんが、橋田さんに影響を受けて、熱海のマンションに移住されたとのことでした。
東京にも家があったようですが、このコロナ禍の影響で仕事が全てキャンセルになったことをきっかけに、完全に熱海に拠点を写したそうです。
だから、橋田さんの最期にも、すぐに駆けつけることが出来たんですね。
他にも、映画監督の押井守さんや歌手の泉アキさんが熱海を生活の拠点とされていたり、藤井フミヤさんが熱海に別荘を持っていると言われています。
とても豪華な方々ですよね!
また、今だけではなく、昔は谷崎潤一郎や志賀直哉などの文豪や、多くの実業家にも愛された、歴史ある土地でもあります。
こう考えると、熱海は昔から特別な才能のある人達や優秀な人達に愛されてきた、特別な土地なんですね!
現在の熱海の観光の目玉は?
色々な有名人の方々に愛されている熱海。
今は、どのような場所が観光の目玉になっているのでしょうか。
まずは、なんと言っても温泉ですね!
熱海には、温泉付きの別荘があるぐらいですから、だいたいどこの旅館やホテルにも、温泉があります。
もちろん、日帰りで楽しめる施設もありますよ!
中でも、「オーシャンスパ Fuua(フーア)」は、相模灘を望む、熱海最大級の日帰り温泉施設となっております。
次に、サンビーチも有名な海水浴場ですよね。
夜には日本初のビーチのライトアップも毎日行われるようですよ!
また、熱海駅の前を歩くだけでも、温泉気分を味わうことが出来ます。
熱海駅前には、天然温泉の足湯があります。
しかも、かけ流しで、清潔で、急に来ても100円でタオルも売っています。
また、駅前の商店街も、仲見世商店街と平和通り商店街に分かれていて、熱海ならではの干物や温泉まんじゅうが売っており、食べ歩きにちょうどいい場所です。
まだまだ新型コロナの感染が止まらず、自粛しなければならない日々が続いていますが、収まってきたら、是非、橋田壽賀子さんが愛した、熱海に観光に行ってみてはいかがでしょうか。
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