サンファンこと、「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀3」の第6話「禍世螟蝗」が5月8日に放送されました。
前回は、七殺天凌(CV:悠木碧)の過去が明らかにされていましたね!
前回のネタバレはこちら!:【Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀3】第5話のネタバレと感想!
更に、今回は、睦天命(CV:東山奈央)の失明した理由について明らかになりました!
そんな6話のネタバレと感想、これからの展開の予想をお伝えしていきます!
回想・禍世螟蝗との戦い 殤不患のトラウマ
今回は回想から始まっています。
邪教集団である神蝗盟の盟主である禍世螟蝗(CV:速水奨)に挑む殤不患(CV:諏訪部順一)と浪巫謠(CV:西川貴教)と睦天命。
しかし、禍世螟蝗は「我を滅しうるものは、条理の外の刃のみ」と言い放ち、三人の攻撃を全て防いでしまいました。
殤は、今まで集めた魔剣や聖剣を封じ込めた「魔剣目録」を開くことを禍世螟蝗から迫られますが、睦は彼の企みに乗ってはいけないと止めます。
その様子に、禍世螟蝗は、「最強の力が手の内にありながら、それを扱う胆力を持ち合わせん臆病者とは」、「まさに宝の持ち腐れ。貴様に魔剣目録を扱う器量はない」と詰ります。
睦は殤と浪に撤退を提案しますが、禍世螟蝗は「そんな有様で、何が成せる。何を守れる」、「世界の守護など笑止千万」、「愛する者ひとりすら庇うことは叶わぬぞ」と更に追い詰めて来ます。
そして、外法の魔術で睦を引き寄せると、その手首を剣で刺し貫き、両目を切り裂くのでした。
倒れる睦を殤が抱き止め、浪が禍世螟蝗を足止めします。
魔性の声による叫びで焔を起こし、雷まで呼び寄せてしまうのは、凄かったですよね……!
命からがら逃げのびた三人でしたが、結局、睦は失明してしまいました。
そのことを思い出し、殤は「あの日、俺は天命を守れなかった。奴の挑発に恐れをなして、切り札を出しもせず、逃げ出すしかなかった」と悔しそうに俯きます。
そんな殤に、浪は「俺も天命も、傷つくのは覚悟の上だ。だが、背を向けられるのは耐えられない!」と吐き出します。
「じゃあ、俺にお前らの骨を拾えっていうのか!」と憤る殤。
「虎の子を守る為ならどんな犠牲を払うとでも!?」「俺には、耐えられん」と頭を抱えます。
2期では、誰にも何も言わず、一人で西幽から東離に来たことが判明していた殤ですが、その理由は、この辺りのことなのかもしれません。
殤は、「魔剣目録は俺の因果だ。背負う覚悟は出来ている」「だが、こいつの始末をつけるまでは、天命の下には、戻れない」と、言い放ちます。
浪は、その言葉には、何も返せませんでした。
その雰囲気を打ち払うように、捲殘雲(CV:鈴村健一)は、「ところで俺たち、この先のことを考えないとマズくね?」と話題を変えます。
七殺天凌が婁震戒(CV:石田彰)の手から離れ、無界閣にあることを察した殤は、逢魔漏の鏡が光り、無界閣を映し出すまで待つことを提案します。
捲は掠風竊塵(りょうふうせつじん)こと凜雪鴉(CV:鳥海浩輔)と合流しなくて良いのかと心配しますが、「あぁ、私については心配ご無用」と、あのねんどろいど……ではなく通信機から声が……!
一同はその珍妙さと胡散臭さに頭を抱えながらも、その通信機を持って行くことを決めたのでした。
婁震戒の策略
ところ変わって婁震戒(CV:石田彰)。
未だに殤不患を探していますが、ここで、何も知らずに迷い込んでしまった鏡の迷宮のことを思い出し、「(殤が)鏡の迷宮に自由に出入り出来る術を持っているのだとしたら、これ以上探しても意味はない」と、集めておいた鏡(逢魔漏)を見ながら途方に暮れていました。
そこで、王宮の兵に呼び止められます。
「殤不患が連れ歩いていた連中と同じ、妙な言い回しをしている」と言われ、婁に切りかかってくる兵達。
しかし、婁は「殤不患」と聞いて、王宮の兵を利用することを思いついたのです。
兵達が殤不患を探していることを悟った婁は、彼の居場所を餌に、自分を王宮に連れて行くことを提案します。
最初は不審に思った兵達ですが、何の成果も持たずに帰ればどうなることかと恐れ、彼らは婁を連れていくことにしたのでした。
刑亥と凜雪鴉 挟まれる萬軍破
一方その頃、萬軍破(CV:大塚明夫)と異飄渺(CV:花江夏樹)は、無界閣の刑亥(CV:大原さやか)の下に、凜雪鴉を連れて戻ったのでした。
そのことに対して、刑亥はカンカンです。
何せ、刑亥と凜は1期以前からの浅からぬ因縁がありますし、凜の手の内はわかっています。
凜を連れてきた萬と異に対し、刑亥は「その男は、他人の謀(はかりごと)を邪魔して、悦に入ることしか考えていない!」と指摘します。
しかし、凜は「君が邪魔されたというのは、美丈夫の死体を繋ぎ合わせて生き人形にしようとしていたことかね?」と、人間からしてみれば当然妖魔である刑亥を邪魔するであろう過去の事実を持ち出し、ごまかしてしまいます。
実際、刑亥の言っていることは全て本当なのですが、妖魔であるがゆえに、彼女がどう言っても凜の有利な方向に話が進んでしまうのが面白いところですよね。
この辺りの凜と刑亥のエピソードは、外伝に載っています!
1期より前の内容ですが、ぜひぜひ、読んでみてくださいね!
さて、その凜と萬との言い合いの末に、刑亥は、「こんな茶番に付き合っていられるか!」と、ついにその場を立ち去ってしまいます。
その後、凜も、今後は殤達の動向を探ると提案した後、一人、休みに行きます。
残された異は、萬に対して、凜……、もとい、鬼鳥が信用に足る人物だと本当に思っているのかどうか、問いただします。
萬は、「あの殤不患に背を向けるような男だ。さぞや卑劣な下郎であろう。……、この俺と同様にな」と語り、あくまで殤の持つ魔剣目録を奪うまでは利用するつもりであることを話し、異に凜と刑亥を監視するように指示をしました。
萬は本当に殤のことを高く買っているようです。
それだけに、3話で殤に対して吐露した心境の重みを感じますね。
3話の詳しい内容とネタバレはこちら!:【Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀3】第3話のネタバレと感想!
婁震戒までも……?
その翌朝の西幽の軍議の席にて、萬は嘲風(CV:釘宮理恵)に殤不患と浪巫謠は未だに行方知れずであると報告します。
すると、嘲風は、萬に部下の首をはねるように命令したのです。
萬は咄嗟に反対しますが、嘲風は「部下の無能ぶりは、その手を血に染めて償え」と聞く耳を持ちません。
しかし、そこに、最後の捜索隊が到着し、殤不患の行方を知る者を連れてきたとの知らせが入ります。
自分で問いただす、と嘲風はその者を軍議の場に招くことにしました。
そこに現れたのは、婁震戒です。
あの結界で婁と戦った萬は思わず目を逸らし、婁もそれに気が付きます。
婁は嘲風に対して、殤不患は外法の魔術を使って西幽と東離を行き来していること、真っ当な手段では追跡出来ないこと、自分も殤不患に遺恨があって追っているが、自分一人では殤不患の手勢に敵わないことを話します。
嘲風は、婁が兵を貸して欲しいと暗に要求していることを察し、舐められたものだと笑いますが、「その狂気の眼差しは心地よい。胸に秘めた怒りと執念の程が見て取れる」と、婁に兵を貸すことを許可し、そこに萬が監視役として付くことになりました。
前回、七殺天凌が話していた王宮の呪いは、効果抜群のようですね……。
その後、人のいない中庭に出たところで、萬は婁にどういうつもりなのかを問いただします。
婁は、西幽の政治も萬が何故王宮にいるのかも興味がないと話し、ただ自分の「宝」を殤不患から取り返すために追っていると話します。
その「宝」が魔剣の類であるのかどうか、萬は婁に聞きますが、婁は「そこまで教える義理はない」と一蹴しました。
しかし、こうして、「殤不患を追い詰める」という共通の目的を達成するために、二人は手を組むことになったのでした。
6話の内容はここまでになります。
感想とこれからの展開の予想!
今回は、禍世螟蝗の姿と、殤不患・浪巫謠・睦天命の過去が明らかになりました!
1期にて、殤は「これまで集めてきた魔剣や聖剣の収まりどころを見つける」という目的で、一人で前人未踏の鬼没之地(きぼつのち)を越えて西幽から東離に旅をしてきたわけですが、6話では、その決断をせざるを得なかった事情を垣間見ることが出来ました。
特に、外見上、浪と睦は明らかに殤よりも一回り以上年下ですから、仲間として頼りにしながらも、やはり「一緒に戦う」というより「自分が守らなければならない対象」として見ているのかもしれません。
しかし、今のシリーズには、浪だけではなく、凜雪鴉と捲殘雲がいます。
実力は折り紙付きであるものの、行動が予測不能かつトラブルメーカーな凜と、流れ者の槍使いから護印師として成長してきた捲が加わることで、果たして殤の葛藤はどうなっていくのか、楽しみですね。
なお、2期までのお話のおおまかなあらすじはこちらをご覧ください!:
また、萬軍破の周りが、刑亥、凜雪鴉、婁震戒と、なんだか胃が痛くなりそうなメンバーが揃ってきました!
隙あらば人間を滅ぼそうとしている魔族の刑亥に、悪党を陥れる気満々の凜。
更には、そこに七殺天凌のことしか考えていない婁が入るというのは、いったいどうなってしまうのでしょうか。
また、武功に焦る異飄渺の動向も、どう変化していくのか。
この辺りをどうまとめて来るのか……、次回も楽しみですね!
なお、今回のお話は、HuluやU-NEXT、dアニメストアで見ることが出来ます。
次のお話のネタバレと感想はこちら!:【Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀3】第7話のネタバレと感想!
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